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しかし、このような誤った治療法は絶対にやめなければなりません。 確かに以前はスウェーデンやノルウェーなどの北欧の医学誌に「アトピー性皮膚炎に紫外線は有効」といった研究論文が発表されたのは事実です。 紫外線不足のためにアトピー性皮膚炎にバイ菌がついて、二次感染を生むケースもあったでしょう。 こういうケースの場合、紫外線から発生する活性酸素に強力な殺菌効果があるため、紫外線を浴びることやそれを受ける海水浴は有効な方法と言えたでしょう。 しかしここで皆さんにぜひとも考えていただきたいのは、紫外線の弱い北欧ならまだしも(今では北欧でも紫外線療法は有効とはいえませんが)皆さんが暮らしているこの「時代」と「場所」の認識です。 フロンガスによってオゾン層が破壊され、適量以上の紫外線が地球を襲い、過剰な活性酸素が生まれているという切実な時代認識が必要だということです。 この過剰な活性酸素がアトピー性皮膚炎を悪化させているのです。 事実この2・3年、夏の強い紫外線によって顔・首・肩・足など露出部を中心に悪化するアトピー性皮膚炎の患者が激増し私の病院に来られます。 従って重症のアトピー患者や、露出部の皮疹(皮膚に出る発疹状態の異常)の激しい患者さんは海水浴は絶対禁止ですし、夏、外に出るときは傘や帽子で紫外線を避けてください。 屋外のスポーツも絶対に避けることです。 水泳についてもう少し述べます。 海水浴は絶対に禁止ですが、室内のプールで泳ぐなら構いません。 しかしプールには水を腐らせないために大量のカルキが投入されています。 そのカルキが皮膚炎の原因になることもありますので、プールから出るときはシャワーを普通の人の2倍・3倍もかぶってプールの水をよく落とすことを忘れないでください。 |

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